中国語学習

【中国留学で良かったこと(2-1)】            ~ある時期に飛躍的に語学力を伸ばした方法~

前回は、現地に住んでいるからこそ感じられる周りの良さ、できること、ギャップを書いていきました。

今回は、留学をしていた時に自分の中国語が劇的に伸びた時期があります。

2週間程度の期間ではありましたが、明らかにこの体験は自分の中国語を伸ばすきっかけとなりましたし、毎日がとても新鮮でした。

ラッキーだったことも重なりましたが、この時の経験を最初からしておけばもっと中国語がうまくなっていたのではないかと今でも思っています。

留学の際に、こんな状況じゃヤバいと思っていた時になぜそんな急にうまくなるようなきっかけができたかといいますとやはり中国語に触れてしゃべる機会が多くなったからです。

今回はその時の話をしていきたいと思います。

きっかけは台湾人留学生

以前記載したように留学生は留学生専門の宿舎に皆が滞在しています。

その宿舎は、特に語学留学生専門の宿舎という訳ではなく本科生なども含まれています。

ある日宿舎を出て散歩をしようと一回の廊下を歩いていると中国語で話している2人組が歩いて来ました。

それはとても珍しい光景でした。

なぜかというと留学生同士では基本的に自分達の国の言語で同じ国の人でつるんでいるか、欧米やアフリカ地域から来た人たちは英語で会話をしているからです。

中国語で会話をしている人なんてほとんどいません。

日本人と韓国人やモンゴル人などあまり英語を話さない人同士ではたどたどしい中国語で会話をすることはあります。

しかし、この二人組の中国語はあまりにもスムーズでした。

しかも、留学生の宿舎に中国人がいるなんて見たことがなかったです。

私はこれはチャンスだと思わず中国語で声をかけました。

「你们是中国人吗?」(中国人ですか?)

「不是,我们是从台湾来的留学生」(いや、台湾から来た留学生ですよ)

確か、最初の会話はこんな感じだったと思います。

いかにも教科書に出てきそうな会話ですよね(笑)

同じ中国語圏に留学するっていうのは、私の感覚からしたら日本人で日本語圏に留学するって考えるとちょっと面白い選択をするなと思ってしまいました。

交換留学生だったようなのですが、留学先を同じ中国語圏をなぜ選んだのか今でも疑問です。

それはさておき私はその時既に何度か台湾に行ったこともありましたので、台湾の話で盛り上がりすぐに仲良くなることができました。

しかし、私の中国語が飛躍的に伸びたのはこの2人と話すようになったからではありません。

確かに2人の台湾人留学生と会う機会は多くなっていきましたが、それでも一日中その二人といて中国語を話していたわけではないからです。

では、それは一体なんだったのでしょう?

ある提案を受ける

11月の半ばくらいに、台湾の留学生にある提案をいただきました。

「12月の上旬から中旬にかけて約2週間、中国人の友達2人と私達2人で西安、成都、九寨溝に旅行に行こうと計画しているんだけど一緒に来る?」

このような提案を受けて私はかなりびっくりしました。

なぜなら旅行先に死ぬまでに一度は拝んで起きたかった九寨溝が含まれていたからです。

初めて九寨溝を映像でみたのは中国映画の「英雄」で、その時の透明で鮮やかな湖の景色が一度見たら離れずにいました。

その時から   

「いつか機会があったら是非九寨溝に行きたい!」 

と思っていたので

「これは行くしかないでしょ!!」

と即決で返事をしました。

しかも、旅費を聞いたら全部で日本円で10万円もしない予算でした。

もちろん泊まるのはゲストハウスだったり、飛行機の移動ではなく普通の電車で行くので不便なところはありますが、それにしても日本でツアー組んで行くとしたら30万くらいはする所に、他にも色々回って10万弱は安すぎます。

その時、本当にあの2人には感謝しかなかったです。

旅行の方法を学べた

私は、まだ学校の授業はある期間でしたがお休みをして4人と旅行に行くことにしました。

初めて長距離の電車に乗ったり、まず切符をどうやって買うかとかもそこで学びました。

当時は乗車券は窓口でまだまだ買うのが主流で,今のようにネットで買うことの方が少なかったので少し面倒でした。

まぁ、今でも引き換えには窓口を利用しますが、現在の方が圧倒的に楽です。

現在は中国に口座を持っていれば、現金なんてほとんど使いませんしね。

最初は西安まで行って、兵馬俑を見ました。

「おぉ、教科書で見た見た!これが本場のやつかぁ、めちゃめちゃ広いなぁ!」

こんな感想でした(笑)

遠くまで来て見れたのはとても感動的でしたし同時に西安に着いてからもバスに乗ったりしないと兵馬俑まで辿りつけなかったので、その時の自分は「一人では無理だったかもしれないなぁ」なんて思ったりしてましたね。

その後は1泊して駅の方の観光スポットをいくつか回ってました。

後から聞いた話なのですが、西安は美食の街だったようで西安にはマズいものがないって中国人の友達に教えてもらいました。

もっと色々食べておけばよかった・・・

いざ九寨溝へ そこで気づいたこと

西安から約半日かけて電車に乗り広元という駅で降りました。

通常九寨溝へ行くには成都からバスか飛行機に乗って行くのですが、西安から来ると途中のこの駅で降りてバスに乗ったほうが若干近いということのようでした。

っと言ってもバスで途中休憩を挟みながら8時間位はかかりました。

大きい都市というわけではないので周りには何もありません。バスに乗るためだけに降りた感じです。

実際に移動期間も含めて西安から九寨溝まで1日、九寨溝で2日、成都までの移動に1日というスケジュールでした。

旅ブログのようになってしまってきたので本題に戻ります。

九寨溝もゲストハウスに泊まることになったのですが、そこで福建省から旅に来ていた女の子と出会いました。

日本語は話せない中国人です。彼女も今日九寨溝に来たばかりで明日から観光するということでした。話を聞いているとその子は自分達と反対のルートでこの後、西安に行ってから北京に行くというのです。

面白い縁で、「じゃあ2日間6人で一緒に九寨溝を回ろう!」と意気投合しました。

そこでその時にふとした気づきがありました。

それは以前よりの自分の思ったことがスムーズに伝えられるようになっているし、相手の言うことも大体は聞き取れるようになっていたのです。

今までは4人で行動していて、自分のレベルに合わせてしゃべってくれていることもあったので特には気づきませんでしたが、その女の子と話した時は普通に皆としゃべるように自分にも話しかけてくれてました。

そうなんです、旅を通して日本語を話す機会が全くなく中国語で会話をしていたことで、それまで過ごした3ヶ月よりもこの約1週間くらいの成長の方が大きかったのです。

確かに全くの初学者ではなかったですし最初の3ヶ月過ごした何かしらの下地があったからかもしれませんが、明らかに聞きやすくなってました。

もちろん中国人のように複雑なことはしゃべることはできませんが、自分の思ったことをある程度まとまって言えるようになっていました。

それまでは本当に簡単な会話を単発単発で言えるだけでしたが、そこから1段上に上がった感じです。

自分に向けられる中国語は吸収しやすい

やはり、語学の授業や終わってから同じ中国語レベルの外国人と一緒にいるよりも圧倒的に生きた中国語に触れる機会が多くなってました。

中国のドラマや映画を観ることもリスニングに訓練にはもちろんなります。生きた中国語を聞くことができるからです。

だけど自分に向かって話しかけてくれた言葉やそれを受けて自分で考えて発信することというのは本当に私にとって中国語のレベルを成長させてくれた大きな要因となりました。

他にもこの後記事にしていきますが、ゲストハウスにはたくさんの中国の若者が集まってきます。理由は宿泊費が本当に安く学生達やバックパッカーにはうってつけだからです。

そこでは色々な話もできますし、仲良くなって一緒にその近くを観光することもできます。

その間ずっと中国語にふれることができますし、日本語を勉強している人にはほとんど会わないので日本語で話さないといけないかなぁといった余計な心配はいりません。

思う存分中国語漬けになります。

多少、自分で単語レベルでもある程度喋れるようになってきたら点々と旅行をしながらゲストハウスめぐりをするということは費用対効果を考えても良いのではないかと思います。

留学はもちろん学費を払わなくてはいけませんが、その分旅行をして色々な所に行くことができながら中国語の聞く話すができ、尚且生活に必要な知識も身についてくるので今だったら語学留学はしないです。

留学ならではのイベントとか楽しさはありますが、半年という短期間で更にある程度の基礎がある状態だったらそのような遊学をおすすめします。

ビザの問題があると思いますが、最長3ヶ月のビザであれば取得することはできると思いますので途中香港などによって更新すればよいのかなと思います。切れる前は広東省などを旅行の計画に入れればよいですしね。

実際に北京に帰ってきて久しぶりに授業に出た時に先生に旅行の前と比べて中国語のレベルが確実に上がっていると褒めてくれたことを今でも嬉しい記憶として持っています。

自分の体験として語学の成長を一番の目的に考えるのであれば、効果がある方法だと思いますので是非検討してみてはいかがでしょうか。

次回は、学校の授業も終わり、帰国までにとった行動を書いてます。

私的には中国語上達のヒント+一石三鳥四鳥にもなった経験となりました。

>>次回【中国留学で良かったこと(2-2)】~一人旅に出ることで中国語が上達できた理由~

▼以下に中国語学習の際に参考になる教材をまとめてます

>>【中国語初級者~中級者に推薦】厳選おすすめ中国語教材